TOP>続・海水淡水化装置を父島へ
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小笠原村からの救援依頼!! 2年前の渇水対策の経験を活かして・・・



小笠原村全体で2018年7月から少雨傾向が続き、父島ではダムの貯水率が2019年1月の時点で45%を切った。

このまま降雨量が少ない状態が続くと、4月にはダムが完全に枯渇してしまうと予想された。

ダム以外に水源はなく、本土から1,000kmも離れているため他の地域からの応援が望めない状況であることから再び村での渇水対策の必要が生じた。

雨季までの期間中、海水淡水化装置(村所有の日量70㎥に加え、新たに日量230㎥の装置)を利用する計画がスタートした。

 

村保有の装置については、高圧ポンプが故障して使用できない状態であったため、新品ポンプに交換し、まずは復旧作業を行った。

更に日量230㎥を造水する装置を2月9日に設置し、2月12日には無事に日量300㎥の水の供給を開始することができた。



装置導入の感想

 

【村担当者】老松 様

村の水不足に対して、不確かな天候頼みではなく、渇水対策に大きな役割を果たす、海水淡水化装置の必要性を改めて感じました。

また、装置を導入しなければ村の水がなくなってしまうという現状を村民に伝えていくことで個々の節水意識向上につなげていければと考えています。

 

【営業担当者】高下

観光シーズン前に、計画通り供給を開始することができて良かったです。

また役場の方々から感謝のお言葉をいただき、非常にやりがいのある仕事だと実感しました。

 

【施工責任者】脇崎

依頼内容に対して、迅速な対応を心掛けました。

村民の方と観光に訪れる人々に、水不足の不安や心配のないよう、楽しんで過ごしていただけることを切に願います。