工業用水の運用について
今回のテーマは“工業用水活用システム”です。そもそも工業用水とは、またその使用用途についてご紹介いたします。
工業用水とは
工業用水は河川や地下水もしくは工業用水道を水源として上水とは別に雑用水利用をするために各自治体（団体）によって整備された水道です。もともと工業用水は利用者側で目的に応じた浄水処理が行われることが前提になっているため、水道法に定められている処理は行われておらずそのままでは飲用には適しません。（工業用水には工業用水法が適用されます）そして工業用水の多くは、クーリングタワーの冷却水やトイレの洗浄水、原料、製品処理用として使用されています。
工業用水は上水よりも安い
工業用水は毎月一定水量での契約となります。全量を使う時も使い切れなかった時も支払い金額は同じです。大量に水を使う工場では上水よりも単価が安く契約できる工業用水を利用している企業も多いものの、毎月余剰分が発生しているお客様からはどうにか別の使い道がないかとのご相談も増えています。
水質を上げて使用範囲を広げる方法
例えば、工業用水をそのままクーリングタワーの冷却水やトイレの洗浄水として使用している施設にて当社の工業用水活用システムを取り入れるとします。水質の都合で今まで限られた場所でしか使えなかった工業用水が膜ろ過処理により製造分野や生活用水としても使用が可能になり、今まで上水で対応していた部分の水道経費が削減できます。
工業用水のこれから
当社では、これまで工業用水の余剰分をろ過し純水にして製造で使用したい、使用している水から不純物を取り除きたいなどのお客様のご要望に合わせて、お客様が確実にメリットを享受できる提案を行って参りました。また、安心・安全な水をお客様へ供給できるよう自社製造・自社メンテンナンスによるクオリティの高いサービスを提供しています。
使用される膜により、給水水質は調整できます。
※原水水質の違いにより、前処理の仕様はお客様ごとに異なるため、上記の表は一例となります。
まずはご相談下さい
当社ではこれまで様々なケースのご相談を受け、お客様ごとに適切な処理水質レベル、そして確実にメリットを享受できるサービスをご提案してきました。水質を改善したい、経費を削減したいなどのご要望にお応えします。工業用水活用システムに関して興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度お問合せ下さい。