TOP>浅井戸と深井戸と水質の話
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“井戸水”と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。「冷たくて気持ちいい」、「自然の恵み」、「ミネラルが豊富」など、いいイメージもあれば、地域により水質を心配される方もいるのではないでしょうか。今回は、井戸水の水質について、お話しいたします。


東洋アクアテックでは、ほとんどの物件にて深井戸を採用しており、その理由は下記の通りです。

  1. 浅井戸に比べて大雨などの自然災害の影響を受けにくい
  2. 安定して水量を確保できる
大雨などの水害により濁りやすい浅井戸に対して、地下40m以上(当社基準)掘っている深井戸はより深い地層から揚水しているため、ほとんど地表からの影響を受けません。

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しかしながら、深井戸の水でも前述した通りの良いところばかりではなく、地域によっては飲用・工業用水として利用するには気を付けなくてはならない性質を持つ原水水質があります。配管にスケールが発生する硬度・シリカやそのままでは人が口にできないアンモニア成分です。当社がお客様よりご相談をよく頂く内容を下記にまとめました。

 


硬度


 医療機器等への悪影響、配管の詰まり、電気ポットの内部 スケール
                          


シリカ

 
 空調機器への悪影響、便器の黄ばみ、ガラスコップのウォーターマーク(水あか)
                        


アンモニア

 
 健康被害、飲用水として使えない


 このように、原水水質に問題がある場合、当社ではお客様のニーズにあったご提案をしております。
例えば、

  • •医療機器や透析で使用するような純度の高い水質にしたい!
→RO膜装置により溶解塩類・イオン化合物まで除去をした高純度の水の提供

  • 施設配管へ優しい水質にしたい!
当社独自の処理システムでミネラルバランスを考慮した水の提供。

  • •アンモニア数値が高いので、基準値まで下げたい!
→各種処理装置による有機物を除去した水質の提供。

などです。詳しい膜処理等の種類については、製品紹介をご覧ください。

 

なお、東洋アクアテックでは装置導入後の水質を、日本冷凍空調工業会ガイドラインの水質基準値を満たした状態での提供となります。(空調機器にも優しいです!)

 

井戸原水の水質でお困りでしたら、ぜひ下記お問合せフォームよりご相談ください。